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はるがやって来た

はるがやって来た

運命の日・・その後

2003.08.06【26W2D BPD(68)】

 妊婦健診後、病院から電話がありました。「血糖値が高いので再検査に来てください。」ということらしいのです・・・。子どもの異常に加え、私は『糖尿病』になってしまったのか?好きな物も食べられず、これから何の楽しみも残っていないのか・・・(T.T)これから、私はいったいどうなってしまうのか・・・?不安で不安でまたたくさん泣きました(;>_<;)

父が『糖尿病』なので、これから先気を付けないと・・・と思っていた病気だっただけにショックは大きかったのです。

2003.08.07【26W3D】

 この日『糖負荷』検査を行いました。甘いジュース(炭酸飲料よりも少し甘め)を飲んで、30分毎に採血。

結果・・「異常なし」でした。ホッと一安心しました。

※この頃、待合室で折り鶴を折っている妊婦さんを見かけました。
「きっと、何か事情があるんだろうな~?」と思いました。この日から、私も気を紛らすために鶴を折り始めました。

2003.08.20【28W2D BPD(74)】

2003.09.03【30W2D BPD(78)】

2003.09.16【32W1D BPD(81)】

2003.09.19【32W4D】

 初めて、『母親学級』に参加してみました。部屋に入った瞬間・・「私は場違いな所に来てしまったなぁ~(T.T)」と思いました。参加している妊婦さんの「幸せ」が目に見えて、ますます辛くなってしまったのです。
自己紹介の時点で、半泣き・・・。声を詰まらせながら一生懸命話しました。でも、終わった瞬間、涙が次から次にあふれ出してきました。
「きっと、まわりの妊婦さん達はヘンに思っていたんだろうな?」
何度も途中で帰ろうと思いましたが、それさえ出来ませんでした。その後の『母親学級』には、もう参加出来なくなってしまいました。

2003.09.30【34W1D BPD(85)】

2003.10.14【36W1D】

 この日が、最後の妊婦健診。まさか、この1週間後に生まれるなんて思ってもみなかったなぁ~(*^▽^*)

※お腹の中の悠に、異常が見つかって以来・・
どこに行っても、妊婦さんや赤ちゃん、子どもの顔を見ることが出来ませんでした。幸せそうな家族を見かける度に、涙が溢れ出してきました。
「なんで?なんで私だけが、こんなに辛い思いをしなくてはならないのか?」「せめて、妊娠期間中は他の家族と同様・・楽しみに我が子の誕生を待ち望みたかった・・・。」こんな思いが頭の中を駆けめぐっていました。

「お願い(^∧^)誰も私に話しかけないでください。私を見ないでください。放っておいてください。」

毎日、毎日下を向いて過ごしました。

お腹の中の子どもに異常が見つかった場合、身重の妊婦に伝えるかどうか医師は悩まれると思います。もちろん、お腹の子どもにすぐにでも治療が必要な場合は、すぐにでも伝え治療をするのが先決だと思います。
しかし、その事実を伝えて、胎児を注意深く診察し、必要があれば治療する…それで終わりではないと思います。“きちんと母親の心のケアをして欲しい”そう思うのです。
 私の場合、妊娠7ヶ月でお腹の子どもに異常がある事を知らされました。異常は分かっても、子どもの治療法があるわけでもなく、ただ不安で泣くだけの毎日でした。「生まれてくる子どもを楽しみに待つ」そんな気持ちは全くなく、ただただ不安でした。
 病院は、無事にお産をさせ、退院させてしまえばそれで終わりかもしれませんが、母親は『生んでしまったら、ハイおしまい…』そういう訳にはいかないのです。生んでからの方が、大変だと思うのです。
だから、母親が子どものことをしっかりと受け止め、愛情を持って子育てが出来るように、手助けをして欲しい…そう思います。


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